カラス 野良猫 にゴミが荒らされてお困りではないですか?
カタスや猫なども害獣ですからネットが有効です。がしかし、、、最強の敵はイタチです💦
【マンション管理人の困りごと】カラスかと思ったら…ゴミ置き場を荒らす犯人は「イタチ」だった!
マンション管理人の朝は早いです。 いつものように出勤し、まずは敷地内の巡回と清掃から一日が始まります。
ある朝、ゴミ置き場(ステーション)に近づくと、目を覆いたくなるような惨状が広がっていました。 生ゴミが散乱し、袋が無残に食い破られています。
「あちゃー……カラスにやられたかな? それとも野良猫か?」
猫やカラスなどの動物にゴミを荒らせると非常に面倒なんですよね!
何が面倒って、後の掃除です。食い散らかされたゴミを掃除するのは正直嫌です。
でもほっとくわけにはいかない!そういったゴミを掃除するのが管理人の仕事とも言えますから、何もしない管理人にはなりたくないし、住民の方が快適に生活できるお手伝いをしている以上きれいにしなければ・・・
害獣が狙っているのは、食べられるものですから、散らかされるのは生ゴミです。
ゴミを回収したら、水を流しながらデッキブラシでゴミステーションの掃除です。これでひとつ仕事を増やされたというわけです(笑)
都会のマンションでは、ゴミ問題は永遠の課題です。
カラスなら上から、猫なら下から。
「また知恵比べの始まりか」とため息をつきながら片付けようとした、その時でした。
住民さんからの衝撃の目撃情報
ゴミ出しに来られた住民の方が、興奮気味に私にこう報告してくれました。
「管理人さん! さっきここからイタチが飛び出してきたのよ!」
「えっ、イタチですか!?」
耳を疑いました。
ここは山奥ではなく、それなりに拓けた街中のマンションです。
しかし、住民の方ははっきりと、茶色くて細長い動物がゴミ袋の間から走り去るのを見たと言います。
ネットは破れていない…彼らは「隙間」の達人だった
すぐにゴミネット(防鳥ネット)を確認しました。
猫なら爪で破いたり、カラスならくちばしで突いた跡があるはずです。
しかし、ネットには傷ひとつありませんでした。
破れていないのに、中のゴミだけが荒らされている。
どうやらイタチは、わずかな「隙間」から侵入したようです。
ネットと地面のちょっとした隙間、あるいはネットの合わせ目の緩み。
彼らは非常にスリムな体をしており、大人の拳ほどの隙間があれば簡単に潜り抜けてしまうのです。
「これは厄介な敵が現れたぞ……」
これが、私とイタチとの、そして新たな「マンション管理人の困りごと」の始まりでした。
隙間から侵入?イタチ被害から考える「ゴミ問題」対策とゴミネットの重要性
「網が破れていないのに、なぜ?」
答えは一つしかありません。彼らはネットの下、あるいは合わせ目のわずかな「隙間」から潜り込んだのです。
イタチなどの小動物は、私たちが想像する以上に体が柔らかく、頭さえ通ればどんな狭い隙間でもスルリと抜けてしまいます。
マンションでの対策:隙間を徹底的に埋める
現在、私のマンションでは「隙間を埋めて様子を見る」という対策をとっています。
ネットの裾に重石(おもし)を増やし、地面との隙間を完全になくす。
まさにイタチごっこですが、物理的に遮断するしか今のところ方法はありません。
しかし、これは「囲い」があるマンションのゴミ置き場だからできることです。
もしこれが、戸建てのゴミ出しだったらどうなっていたでしょうか?
戸建ての「ゴミ問題」はもっと深刻
一戸建てにお住まいの皆さんは、収集日の朝、個別にゴミネットを使われていると思います。
しかし、カラスや猫、そして今回のようなイタチに荒らされ、道路にゴミが散乱している光景をよく見かけませんか?
これはご近所トラブルの原因にもなる、深刻な「ゴミ問題」です。
マンションのしっかりしたケージですら侵入されるのです。
上からバサッと被せるだけの簡易的なネットでは、彼らにとって「どうぞ食べてください」と言っているようなものです。
- 網目が粗い(カラスのクチバシが入る)
- 重りが軽い(風や動物の力でめくれる)
- 下に隙間がある(イタチや猫が入る)
これでは街を汚してしまいます。
マナーとして「ボックス型」や「高機能ネット」を

街の美観を守るため、そして何よりご自身が後片付けの悲劇に見舞われないために、戸建ての方こそ「ゴミネット」にはこだわるべきです。
最近では、折りたたみ式の「ボックス型ネット」が人気です。
これなら底面も囲われているため、下からの侵入も防げますし、カラスにつつかれる心配もありません。
「たかがゴミネット」と思わず、しっかりとした対策グッズを使うこと。
それが、害獣から家を守り、ご近所と良好な関係を築くための最低限のマナーだと、管理人の私は強く思います。
Amazonでゴミネット&ゴミBOXを探してみました。
マンションには巣がないのでイタチは近所のどこかに「住み着いた」のか

今回の事件でふと疑問に思ったことがあります。
「このイタチは、一体どこから出勤してきているんだ?」ということです。
私が管理しているマンションは、鉄筋コンクリート造です。
気密性が高く、壁や床下に動物が入り込むような隙間は構造上ほとんどありません。
つまり、イタチがマンションの建物内に巣を作っている可能性は極めて低いのです。
狙われるのは「近所の戸建て」
では、彼らの寝床はどこか。
残念ながら、当マンションの周辺には「戸建て住宅」があるんです。
イタチは、わずか3cmほどの隙間があれば侵入できると言われています。
特に、築年数が経った木造住宅の床下の通気口や、屋根の隙間などは格好の入り口です。
彼らにとって、断熱材が敷き詰められた天井裏や床下は、雨風をしのげる快適なホテルそのもの。
私たちのマンションは単なる「食堂(ゴミ置き場)」であり、彼らが実際に「住み着いた」のは、すぐ近所の誰かのお宅だという推測が成り立ちます。
誰もいない時を狙って現れる

イタチの多くは夜行性、あるいは薄暗い時間を好みます。
今回目撃されたのも早朝でした。
おそらく近所のお宅のどこか(天井裏や床下)に寝蔵を構え、人が寝静まっている時間や誰もいない早朝を狙って、餌を探しにマンションまで遠征してきているのでしょう。
マンション管理人の私としては、敷地内から追い払えば一旦解決です。
しかし、地域全体で見れば、「どこかの家にイタチが住み着いている」という事実は変わりません。
もしそれが、あなたのお家だとしたら……。
想像するだけでゾッとしませんか?
天井裏の騒音やフン被害…。家に「害獣」が侵入した時の恐怖

マンションのゴミ置き場を荒らすだけでも厄介ですが、実際に住み着かれてしまったお宅の苦労は、そんなレベルではないでしょう。
想像するだけで気の毒になります。
イタチなどの動物が家に侵入すると、私たちの生活環境は劇的に悪化します。
彼らは単なる野生動物ではなく、私たちの健康や財産を脅かす「害獣」そのものだからです。
1. 眠れなくなるほどの「騒音」

彼らの多くは夜行性です。 私たちが寝静まった深夜、天井裏や床下で「ドタドタ」「カリカリ」と走り回る音が響き渡ります。 断熱材を食い破って巣作りをする音や、仲間と鳴き合う声。
「真上で何かが動いている」という恐怖と騒音で、不眠症になってしまう方も少なくありません。
2. 強烈な「悪臭」と衛生被害

さらに恐ろしいのが、排泄物による被害です。 イタチには「ため糞」といって、決まった場所にフンをする習性があります。 天井裏の一箇所に大量のフンや尿が溜まり、やがて木材を腐らせ、天井にシミを作り、家中に強烈な悪臭を漂わせます。
野生動物のフンには、多くの病原菌や寄生虫が含まれています。 それが乾燥して空中に舞えば、アレルギーや感染症の原因にもなりかねません。
3. ペットや子供への危害

見た目は可愛らしいイタチですが、彼らは凶暴な肉食獣です。 自分より大きな動物にも襲いかかることがあり、家で飼っているペット(ハムスターや小鳥、時には猫や小型犬)が襲われるケースも報告されています。 また、食料を求めて台所に現れ、鉢合わせた人間(特に抵抗できない子供や高齢者)が噛まれるリスクもあります。
家に住み着くということは、こうした「見えない爆弾」を抱えて生活するのと同じことです。 もし天井裏で不審な物音がしたり、獣臭さを感じたりしたら、決して放置してはいけません。
自力での追い出しは危険!イタチ駆除は「専門家」に任せるのが正解

「自分の家なんだから、棒で追い払ったり、捕まえたりすればいいんじゃないか?」 もしそう考えているなら、今すぐその考えは捨ててください。非常に危険です。
イタチなどの害獣対策を、素人が自力で行うのはおすすめできません。
それには明確な理由があります。
1. 凶暴で反撃されるリスク
先ほどもお伝えしましたが、イタチは見た目によらず非常に凶暴です。 追い詰められれば、鋭い歯と爪で人間に襲いかかってきます。
天井裏などの狭くて足場の悪い場所で、素早い野生動物と戦うのは無謀です。噛まれたり引っ掻かれたりして、そこから感染症を引き起こすリスクも十分にあります。
2. 勝手に捕獲するのは「法律違反」?
実は、イタチ(オス以外やメスなど条件による)を含む多くの野生動物は、「鳥獣保護管理法」という法律で守られています。
たとえ自宅に被害が出ていても、許可なく捕獲したり殺傷したりすることは法律で禁止されています。 知らずに罠を仕掛けて捕まえてしまうと、あなたが罰せられる可能性があるのです。
3. 「追い出し」だけでは終わらない
仮にうまく追い出せたとしても、戦いは終わりません。 彼らが侵入した「入り口」を特定し、完全に塞がなければ、数日後には必ず戻ってきます。
さらに、天井裏に残された大量のフンや断熱材のゴミを掃除し、消毒までする必要があります。 これを素人が完璧に行うのは、ほぼ不可能です。
餅は餅屋、害獣は害獣駆除のプロへ
だからこそ、害獣被害は「専門家(プロ)」に任せるのが唯一の正解です。
プロの駆除業者は、法律に則った方法で追い出しや捕獲を行うだけでなく、
- 二度と入れないための「侵入経路封鎖」
- 汚染された天井裏の「清掃・消毒・消臭」
これら全てをセットで行ってくれます。 自分や家族の健康を守るため、そして家という資産を守るための必要経費だと割り切って、早めに相談することをおすすめします。
まとめ:街をきれいに、家を安全に。動物との知恵比べは早期対策がカギ
たかがゴミ、されどゴミ。 ゴミ置き場が荒れている街は、衛生状態が悪くなるだけでなく、イタチやネズミ、カラスといった**「招かれざる客」**を呼び寄せてしまいます。
私の仕事は、マンションのゴミを片付けることですが、本当の目的は「住民の皆さんが気持ちよく行ってきますと言える環境を作ること」です。
今回のイタチ騒動は、私にとっても大きな教訓になりました。 彼らは私たちの生活の「隙」を狙っています。
- ゴミネットの隙間
- 家の通気口の隙間
- 「まあいいか」という心の隙間
これらを埋めることが、唯一の防御策です。
「早期発見・早期対策」で資産を守ろう
もし、ご自宅の周りでゴミが荒らされていたら、まずはしっかりとした「ゴミネット」で餌場をなくしてください。 もし、天井裏で不審な物音がしたら、手遅れになる前に「害獣駆除のプロ」に相談してください。
家は大切な資産であり、家族が安らぐ場所です。
害獣に占領されてからでは、取り戻すのに多大な時間とお金がかかります。
「動物との知恵比べ」は、人間側が先手を打たなければ負けてしまいます。 この記事が、あなたの大切な家と街を守るきっかけになれば、マンション管理人としてこれほど嬉しいことはありません。
